通貨研究:シンガポールドル(SGD)

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トラリピEAの対象として、通貨バスケット制を採用するシンガポールドル(SGD)の通貨ペアが結構良いんじゃないかな、という「仮説」を検証していきたいと思います。

先週の「通貨ペア・CFDランキング」で米ドル・シンガポールドル(USD/SGD)をみると、変動率やボラティリティ率では下位ですが、振幅については週間・月間共に上位にランクされており、方向性が少なく一定の範囲内で上下を繰り返していることがわかります。下の日足チャートもご覧ください。

【USD/SGD日足】
USDSGDDaily-10072016

【シンガポール】
国名:シンガポール共和国(The Republic of Singapore)
首都:シンガポール
面積:東京23区をやや上回る規模
人口:539.9万人 (2013年)
言語:国語はマレー語、公用語は英語、中国語(北京語)、マレー語、タミル語
政体:立憲共和制
中央銀行:無し。シンガポール通貨当局(Monetary Authority of Siganpore:MAS)が金融政策を担当
1人当たりGDP:USD52,887(世界第7位)
金融都市国家としてアジア圏で大きな存在
先進国並みの都市国家ながら、高成長を続けている

税制優遇策から資産家や富裕層トレーダーが集まる国として有名ですね。筆者も何度か旅行しましたが、他の東南アジアの国々とはまったく異なる整然とした都市国家です。(駐在員として働くにはいい国でしょうね。ビールやホテル代など物価が高すぎて旅行には向かないと思いますが。)
「国外FX運用益の税金をめぐる国別比較」で書いた通り、シンガポール居住者はキャピタルゲイン非課税ですので、FXの運用上もきわめて有利です(物価が高いですが)。

【シンガポールドル】
「通貨バスケット制」を採用(複数の外貨に自国の通貨を連動させ、一定の通貨バンドに収まるように通貨当局が運営する制度で、毎日金利が変動する。通貨バスケット制はペッグ制のような完全固定ではなく、複数通貨のレートを参考にレートを算出する。バスケットの構成通貨は、JPY、USD、EURなど)。
バスケット制の採用により、変動幅が狭く安定している(USD/SGDの直近5年の変動率は、20.5%:下記参照)
主要な通貨ペアと比較すると一般的にスプレッドが広い
変動幅が狭くスプレッドが大きいため、スキャルピングやデイトレードなどの短期トレードには向かない
高金利通貨(豪ドルやNZドル)と組み合わせてスワップを狙う方法はありうる

参考:Monetary Authority of Siganpore (MAS)
http://www.mas.gov.sg/
HP-MAS

直近5年の変動幅(USD/SGD)
最高値:1.4447
最安値:1.1988
変動幅:2,450pips, 20.5%